どうも。
ただいま始めての彼女が二人同時に出来て幸せ真っ只中の劉封です。
前の人生生きてた場所なら色々問題もあったでしょうが、何故かここでは問題ないようです。
まぁ一夫多妻制っぽいですし……むしろあの後二人にそのあたり力説されてしまいましたからね。
これから戦乱の世だっていうのに結婚なんて無責任な事は出来ないので婚約と言う形にさせてもらいたかったのですが、二人が泣きそうな表情で抗議してきたので結局、天水に戻ったら正式に月様にご報告して、納得していただけたら婚儀、という事でなんとか治めてもらいました。
え?
普通に男女交際でいいじゃないかって?
…………言い終わる前に却下されましたが、何か?
「……結婚を前提にした交際ってことでは…「「時間の無駄だ(です)。なんと言われようと嫁ぐつもりだからな(ですので)」」
こんな感じでした。
……まぁ、付き合うなら本気でっていうのには賛同出来ますけどね。
…………えぇ分かってますよ。だから未だに“卒業”出来ないっていうんでしょう?
でももう予定は立ちましたからね。
後は俺がフラれないように男を磨いていればその内…………話が逸れましたね。
で、美羽ちゃん達の周りも大方一掃出来てるし、雪蓮さん達との関係改善もすんなりといったので、仕事は終わりって事で二人は戻ろうと主張していたんですが……
「そんなぁ〜!?
おにいさま〜、ひとでじゃ! ひとでがたりないのじゃ〜!」
「
様ぁ〜! 思った以上に文官が残り少ないですぅ〜!
このままじゃいつまでたっても雪蓮さん達のお世話になりっぱなしになってしまいますよぅ〜!」
美羽ちゃんと七乃さんが半泣きでそろそろ帰るときりだした俺に縋りついてきます。
まぁ、理由が理由なんでそれは分からなくもないんですが……
「え〜!?
もう帰るの
!? もうちょっと遊んでいきましょうよ〜!」
「そうですよ〜
様ぁ〜。まだ穏知り合ったばかりじゃないですかぁ〜!」
アンタ等はなんなんだ、一体。
あ、ちなみにこれ、最初のが雪蓮さんで、次のが陸遜こと穏の言葉です。
なんか袁術軍の事でごたごたしてる時に冥琳を通じて孫呉に加入したらしく、つい先日紹介されました。
なんというか……人間の三大欲求を間違えてしまったような娘さんで、しかもそれが全部結果的に一つに繋がってしまっている感じの娘です。
え?
何かですって?
読書欲、知識欲、で二つとも性欲に行き着く感じ。
……ようするに性欲が異常に強いんですよね、穏は。
で、何故俺がそれを知っているかっていうと……
「まだ私、
様の考える雇用の制度についての詳しいお話聞いてませんよ〜!
また今度って言ってくださったじゃないですか〜!」
ええ、お察しのとおりです。
迂闊にも俺は、彼女と勉強するという愚を犯してしまったのです。
でまぁ、仕事の見つからない人達をどうしようかって話になって、それならって事でアルバイトと派遣の話のさわりを少し話したら…………襲われかけました。
いや、本を読みながら話してた時から怪しいとは思ってたんですけどね。
で、しな垂れかかられた所で強引に身体引っぺがして首筋に手刀叩き込んだんですが……あぁ、そういえば逃げる時言い訳っぽく言ったかもしれません。また今度って。
しかし俺としてももう二度とあんな事に巻き込まれるわけにはいきません。
好きな女の子二人と同時にってだけでも恐れ多いのに、正式な婚姻を済ませる前から浮気みたいな事したくないですし。
「雪蓮さん、それは言語道断だ。特に……はぁ……後は後ろの人に任せる」
「しぇ〜れ〜ん〜!?」
「めっ、冥琳っ!?
い、いやねぇ冗談よ〜♪」
「それに穏。悪いが、あんな事になる以上穏と二人で勉強はありえない。俺には葉と稟がいるから」
「ええ〜!?」
「そ、そうだぞ!?
悪いが主人を寝取られるわけにはいかんのでな」
「ええ。私も体が成長しきっていないという理由で……そ、その……ま、まだ、なのですから」
ちょ、ちょっと稟てば何を口走って……っておいっ!?
また鼻押さえて――
「あぁっ、稟っ!? もういいっ!
もういいからそれ以上想像するなっ!?」
「ごっ、ごめいわくをおかへひまふ、ようどの」
「よい。これからは互いに助け合って
を支えていかなければいかないのだ。これくらいは当然の事だろう」
「ようどの……そうでふね。ともにささえてまいりましょふ」
――な、なんか二人、凄く仲良くなってませんか?
元々仲が悪かったわけじゃないですけど、もう少しこう“武官と文官”のような距離があった気がしてたんですが……まぁいいか。
大好きな二人だし、仲良くて困る事は無いですもんね。
「まぁ、なんだ。話が逸れたが、あまり長く引き止めてしまっても董卓殿にご迷惑をかけてしまうだろう。袁術軍の文官ならば数人、目を付けているのかいるから私がそ奴等を鍛えればよい事だ」
「……色々悪いな、冥琳」
本当に冥琳、苦労性ですよね。
「かまいません。貴方達のおかげで我々は袁術、もとい美羽の真実を知る事ができ、孫呉再興に向けて袁術軍を倒す必要が無くなった。美羽本人からの謝罪も得られたし、先代である文台様の世代から我等の望みは孫呉で生きる人々が笑顔である事。今こうしているのもすべてその為なのだから、無駄な戦をせずに済む我々は貴方達に感謝こそすれされる事などありませんよ」
「よいからお主達はさっさと董卓殿のところに戻って婚姻の報告をしてこい。そんな桃色の空気を振りまかれ続けたら儂等も空気にあてられそうじゃしの」
「ほう?
祭殿ほどになっても男性の肌が恋しくなりますか。酒瓶ではなく」
「誰にでもというわけではないわ。じゃが
殿くらいの男はそうそうおらんし……のぅ?」
「……そうですねぇ」
……雲行きが、怪しくなってきましたよ?
それと……祭さんと冥琳の視線も。
「むぅ……しかたないのぅ。おにいさまのしあわせをじゃまするのはいもうとであるわらわとしてはさけたいところじゃしのぅ」
「そうですねぇ〜。冥琳さんが認めて鍛えてくださる方々ならお仕事出来るでしょうし〜、ここは気持ちよく送り出すべきだと思いますよ〜」
……ナイスタイミングだ、美羽ちゃん。
七乃も、素晴らしいフォローですね。
「ちぇ〜。まぁしょうがないか。じゃあ明命、悪いけど蓮華達にこれまでの事、報告してきてくれるかしら。董卓ちゃんへの同盟の使者の人選もしないといけないし。あ、そうだ美羽、蓮華――妹達を呼んでもいいかしら?」
「?
なんじゃ? まだよんでおらんかったのか?
わらわはもうこちらへむかっているものとばかりおもっておったぞ?」
「……へ?」
「しぇれんたちはもう“ぶか”ではなく“とも”なのじゃ。わらわももういのちをねらわれるしんぱいもないんじゃし、ともがそのかぞくをよぶのにわらわがいちいちきょかをだすひつようはなかろ?」
……おお?
流石美羽ちゃん。幼くて純心なだけあって器がでかく感じますね。
でもコレには雪蓮も、それに流石の冥琳ですら驚いたみたいです。
「さっすがお嬢様♪
お友達には優しいなぁ〜♪ 可愛いぞ〜このこのぉ〜♪」
「うははははっ♪ そうじゃろそうじゃろ♪ わらわもしぇれんのかぞくとあいたいしのっ♪
もっともっとともをふやしてみんなではちみつをのむのじゃ〜♪」
「お〜♪」
って、お気楽な二人はこんな感じで笑ってますけど、
「……冥琳、改めて……やっぱ私、美羽ちゃんの事見誤ってたわ」
「あ、あぁ。子供故の純粋さもあるのかもしれんが……この子は、真っ直ぐ育てば大化けするやも知れんぞ?」
俺も同感です。
器大きすぎでしょ、美羽ちゃん。
まぁともかくこんな感じで美羽ちゃんと雪蓮さん達も上手くやっていけそうだし、俺達は最初に決めたとおり天水に帰る事になりました。
冥琳が目を付けた文官ってのが誰かっていうのも興味はありましたけど、まぁ月様がああですから俺の三国志の記憶なんてあんまり役に立たないんでしょうしね。
さて、それじゃ帰って月様達に報告しますか。
「あ〜あ、いっちゃったわねぇ」
隣で雪蓮が苦笑しながらそう呟いた。
「じゃのぅ。ほれ美羽殿、泣くでない。先程までの威厳はどうしたのじゃ」
「そうですよぉ美羽さま〜。もう同盟を組んだ仲間同士なんだから、定期的に会合でも設ければまた会えるじゃないですかぁ」
「えぐっ……おにいさま〜!……ひっぐ……またなのじゃ〜!」
涙を流しながら懸命に手を大きく振る美羽は……かなり愛らしい。
が、それよりも……
「もう少し明命達を鍛えて頂けたらよかったのだがな。弾と楓もまだまだ華ゆ…葉から学べる事は多かろう。稟の知略も穏には良い刺激になっていたしな」
これくらいの時期にここを去る事になるだろう事を見越してだったのかも知れないが、
殿は兵卒達の訓練には消極的だった。
それでも無理を通してもらって明命以下少数を預けてみると、その兵達は弾や楓との模擬戦で数合までもつように鍛えられていた。
「まったく、こうなると返す返すも思春が来たその時に会えなかった事が悔やまれるな」
「というか、儂等も迂闊じゃったのぉ。互いに熱くなっていたとは言えあれ程の男を見落としているなど」
「そうよねぇ。私は一足差で会えなかったけど、二人は会って言葉も交わしてるんだもの。あ〜あ、
呉に来てくれないかなぁ?」
まったくだな。
最年長の祭殿がこうである以上、
殿の冷静さと兄のような空気は貴重だ。
もっとも……
「なぁっ!? だ、だめじゃぞしぇれんっ!
おにいさまがくるならわらわのもとなのじゃっ!」
「そうだそうだ〜!」
美羽達も知り合ってしまっている以上、奪い合いになってしまうか。
それに董卓殿も恐らく、皆のまとめ役であろう
殿を譲るとは思えんしな。
「まぁここで何を言っても始まらん。同盟国の人間である事に変わりは無いわけなのだから、良好な関係を続けていけば良いだろう」
「そうね。じゃあとりあえずは蓮華とシャオ達が到着したら使者の人選かな」
「ななの〜。わらわたちはどうするのじゃ?」
「私がいくしかないですねぇ。弾くんと楓さんにはまだ荷が重いですし〜、将になったばかりの二人では董卓さんに失礼になってしまいますから〜。美羽さま、いい子でお留守番してくださいね〜?」
「うむっ!」
しかしまぁ、売り込んでおくのは悪くないだろう。
この乱世で今後何があるかも分からないし、その時にあの三人が呉に来たいと思うように誠意は見せていこうではないか。
なぁ?
殿よ。
という訳で、天水に帰りました。
なんというかこう、距離感が縮まったのが感じられて南陽に向かっていた時よりも楽しい道中だったように感じました。
……え?
あの母親をどう説得したのかって?
それが意外にも大歓迎だったんですよ。
最初は結構ごねそうな感じだったんですけど、報告した帰り際に親父殿が何か決意したような目で、
「まぁ、任せておけ」
って言ったと思ったらその翌日からは何故か、
「葉ちゃん、稟ちゃん、
と仲良くね?」
「はっ! 天に誓って」
「
殿は貴女の息子様なのですよ?
微塵も疑う余地などなく我々を大切にしてくださいます」
って感じですっかり義親子でした。
まぁ母様が変な事言い出すよりはずっと良いので何も言いませんでしたが。
そして親父殿がなんかこう、若々しかったというか……
「アナタ♪
二人目は女の子もいいわね♪」
「女の子ならお前に似た愛らしい美人に育つな。将来がいい意味で心配だ」
「もうっ♪」
……そういう事、なんでしょうね。
これぞ夫婦のあるべき形、というわけではないですけど良かったです。
というか、若いなぁ二人共。
これまず間違いなく孫の前に二人目が出来ますよ?
とまぁそれはともかく天水に戻って月様と詠殿に報告。
袁術は噂どおりの傀儡だったので孫家と手を組んで救出し、ちゃんと同盟の約束を取り付けてきた事は二人を大いに喜ばせる事が出来ました。
そしていよいよ俺にとっては本題のほうの報告。
葉と稟には黙っててもらってけじめとして俺が報告したんですが……
「はぁっ!?
こ、婚儀の約束をしたぁっ!?」
「へぅぅ……え、詠ちゃん、展開が早いよぅ」
まぁ驚きますよね。
里帰りついでに任務言い渡した部下が、そのついでみたいに恋人同士になって帰ってきたら。
と、思ってたんですけど……
「さ、流石に読めなかったわ。稟にまったく手を出してないって聞いてたからかなりの朴念仁だと思ってたのに、まさか好き合ってるって分かっただけでこんなに甲斐性出すなんてっ!」
………………………………はい?
「で、でも詠ちゃん。華雄さんと稟さんが幸せになるんだから、良い事だよ?
そんなに怒らなくても……」
「そ、そんなのわかってるよ〜月ぇ。確かに華雄の事は誤差範囲内だったけど、まさか稟とまで一気にとは思ってなくて……ボクとしては華雄が自分の気持ちに気づけばと思って一緒にいかせたつもりだったから……」
……そ、それはつまり、アレですか?
「ゆ、月様、詠殿。もしかしてその……俺の気持ちとか稟と葉の気持ちはすでに……」
「はぁ?
何言ってんの?
分かってたからお膳立てしてあげたんじゃない」
「へぅ。あ、あの、その……もう、知ってました」
「……そうですか」
そ、そんなにバレバレだったんですかね、俺。
「ってそれよりも
、アンタさっきから“葉”って口にしてるけどそれって……」
「稟さんと華雄さんの他にもどなたかと、そ、その……」
ん?
あぁ、言ってませんでしたね。
「董卓様、賈駆」
っと、葉?
「私に御報告させてくれ、
」
「
殿、私もそれが宜しいかと」
稟……
「……分かった」
そうですよね。
今まで仕えてきた君主にたいして預ける真名が無かったんだから、自分の口から報告したいですよね。
「董卓様。以前貴女様に御仕えすると決まった時私は、名乗る真名を持ち合わせていないから、貴女様の真名を預かる事は出来ない。そう、申し上げました」
「……はい」
「私もその事について深くは考えておりませんでした。私は武人。ならば武で忠義を語ればいいだけの事、と」
詠殿も黙って葉の話を聞いています。
いえ、弁えているんでしょうね。
今は葉が主である月様に語っているのだから、口を挟むべきではない、と。
「しかし……ここにこの二人。劉封と郭嘉が来てから、私の中に大きな変化が訪れました。私は……女として劉封に、惹かれたのです」
「……そうですね。そんな華雄さんは、とっても“女の子”でした」
月様の優しい笑みに少し赤面する葉。
自分で言い出した事ですが、まぁバレていたっていうのはまた違った恥ずかしさですしね。
「……はい。仰るとおり、私は“女”でした。故に……皆に、嫉妬したのです。好いた男に真名を許されていく皆に……私自身は、決して呼べないのに、と」
「……華雄さん」
「ですが、董卓様にお気遣いいただいて赴いた今回の一件で私は知りました。この男は……最初から私を女として扱い、女として……その……好いていてくれた」
…………葉…………
「私は決めました。私自身が生涯この男……
のモノであるという証を、
本人から貰おうと。そして……私は
に、真名を付けてもらいました。それが、“葉”です」
そう言って葉は、晴れやかな笑みを月様に向ける。
「臣下としてはあるまじき事かもしれません。君主よりも男にこの身を任せた私ではありますが……それでもこの真名は私が
のモノであるという証であると共に、女としての私の誇り。董卓様達の持つ真名とは重みが違うと思われるかも知れませんが……なにとぞ、これより先は私の事を“葉”と、お呼びください」
そんな葉にたいして月様はゆるゆると首を横に振った後、本当に嬉しそうにこう応えました。
「もちろんです。重み、というのならお二人の絆であるその真名は、生まれた時から持っていた私達のものよりも重いものだと私は思います。ですから……私の事は月と、呼んでくださいね、葉さん。やっと……ようやっと葉さんと仲良くなれた気がします」
とびきりの笑顔と共に。
そして後日……
「ところで
さん、お聞きしてもいいですか?」
「奇遇ね月、ボクも
に聞きたい事があるの。たぶん同じだと思うんだけど」
「は、何でしょう」
「「華雄(さん)の真名、なんで(何故)“葉”なの(んですか)?」」
「あ、それは私も気になります」
「ウチもウチもっ!
お披露目におれんかったんやからそんくらい教えたってや」
「それくらいとはどういう意味だ霞っ!
あ、いやしかし……私も、その……」
「あ、あー、その、だな…………………………っ!
し、自然に浮かんだんだ。華雄は戦場ではとにかく自分の武を誇る“華”であろうとするんだけど……実際この軍の“華”は月様なんだ。俺達は、例えるなら“茎”や“葉”や“根”。根は勿論右腕の詠殿で、軍師の稟や斥候の俺みたいのは茎。華雄や霞みたいな武将が葉として、この軍は成り立ってる。華雄には、“華”としてただ誇らしく咲くよりも、武将なら時には我を殺してでも自分達の華を美しく咲かせる“葉”になって欲しくて……だから……誇るなら葉としての自分を誇れるように、“葉”」
「う……そ、それは、中々……」
「……素敵です」
「
殿は中々に詩人な面も在られるようですね」
「う〜ん……正直“葉”の話はよう分からんかったけど、でも
の気持ちがちゃあんとこもっとんやな」
「あ、あぅ……そ、その…………ぅ…嬉しい、です……
……」
い、いやだって……まさか、言えるわけないですもんね?
華雄の名前の通説として、実は“華雄”じゃなくて“葉雄”だって有力説があるから〜、なんて。
我ながら安直な付け方でしたけど不思議と今、言い訳を考えるとそれが本当みたいに自分で感じてきました。
…………………………この際“葉雄”の話は忘れてください。
これからはさっきの意味で通しますから。
っていうかバレたら俺、フラれるだろうなぁ……
「…………ん?
なんや今ウチ、とんでもない衝撃的なツッコミどころ逃した気が……」
「ボクも……なんか信じられない事聞いた気がするんだけど……」
(やれやれ…………まぁ、真名の由来が事の外美しかった所為もあるのでしょうが……黙っておきましょう)
(へぅ……い、今葉さん、嬉しい“です”って、お顔真っ赤にして……女の子ですね、葉さん)
「「お、思い出せへん(ない)!!!!」」